2020/04/12
「考え方と言葉」についてのお話しです。人と人の違いはなんですか？と問われた場合、顔や体格の特徴が思いつくと思いますが、実は一番大きな違いは「考え方」なんだということに40代になってから気が付くことができました。いろいろな人の人生が見えてきたからです。京セラ、KDDIを創業し、JALを再建した稲盛和夫さんが「人生・仕事の結果＝考え方✖熱意✖能力」と言っています。ここでいう考え方にはプラスとマイナスの向きがあります。高校時代の代数幾何で学んだベクトルなのです。ベクトルとは向きと大きさを持つ数量の概念を言います。ポジティブな考え方はプラスの数量、ネガティブな考え方はマイナスの数量となります。稲盛和夫さんの人生・仕事の結果＝考え方✖熱意✖能力の方程式をお借りすると、例えば考え方の向きが全く異なる、同じ熱意と能力のある2人がいた場合、ポジティブな考え方をする人の人生・仕事の結果＝（考え方）＋100✖（熱意）100✖（能力）100＝＋1,000,000、ネガティブな考え方をする人の人生・仕事の結果＝（考え方）－100✖（熱意）100✖（能力）100＝－1,000,000となってしまいます。天国と地獄の如く真逆の結果ですね。マイナスの結果を避けるために考え方を変える最善の方法があります。それは頭で思っていなくても発する言葉はポジティブな言葉を発する習慣を身につけることです。聖書でも「まず最初に言葉ありき」とあります。発する言葉をポジティブな言葉に意識的に変えると、自然に考え方もポジティブな考え方になり、その結果、人生がより良い方向に導かれるのです。