2021/07/06
その日は継続家賃についての不動産鑑定評価書のドラフトを作成していた。継続家賃の鑑定評価はボリュームがあり、やることが盛り沢山。あっという間に深夜0:00を過ぎ、対象不動産の階層別位置別効用配分割合を査定していた。出てきた結果になんとなく違和感があり、何回も何回も試行錯誤をしていた。「あれ~なんだかおかしい。疲れているのかな~」なんて思いながら、しばらく考えること10分。「あっ、そうか、階層別と位置別効用積数の査定の際、専有床面積をダブルカウントしているぞね!」とはっと気がついた。なんだか世紀の大発見をしたような気持ちになった。眠いのもすっかり忘れ、とっても楽しくなってきた。心に火がついた。イケイケな感じになった。「デザインはこっちがいいや」とか「差額配分法と利回り法がほぼ一致、スライド法はちょっとだけ高く出たか」とか、ぶつぶつ独り言を言いながら不動産鑑定評価書を書き終え、最終チェックが終わった。事務所の時計をふとみると、なんと翌日の14時になっていた。お客様との会議の一時間前だった。時空を超え、ワープした感じになった。はっと我にかえり、速攻でシャワーを浴びて事務所を出た後、JR田町駅から電車に乗り込み、お客様のところへ。会議は私の不動産鑑定評価書をみて皆終始笑顔。「新井先生はオタクですからね~(笑)」ってな感じで無事終了。17時頃事務所に戻った。ふと気がついたら翌日の深夜3時まで爆睡していたのは何ら不思議なことではないであろう(笑)